出身高校:旭川東高校
旭川医大医学部医学科3年 AO入試・現役合格
高校時代の栄光:
質問担当教科:高校数学・高校物理
受験に関するエトセトラ
多分一番変わったのは、白い計算用紙に頭の中にある記述式の回答を紙に書いていたのを、頭の中でイメージしてから紙には計算とかだけをぐちゃぐちゃに書くようにしたことです。スピードが圧倒的に上がりました。何かを覚えるとき、大体の人は見ながら書くけど、僕は見たものを一度隠して、頭の中で復唱してから書くという作業がとても重要だと考えています。例えば、社会や英語の教科書の文を暗記したいとき、一回読んで目を閉じて復唱してから、書く、もしくは書いてから目を閉じて復唱する ようにすると、格段に暗記しやすくなります。
英単語を何度も繰り返す時間がなかったので、英単語を覚えるのを諦めて、長文の中で単語の意味を推測する能力を磨こうと方針を変えました。こういうふうに自分の苦手なものは切り捨てて、得意なやり方に切り替えるのも受験では大切だと思います。
受験直前の心が折れそうな時期は、友達5人組でラインのグループを作って、問題を出し合っていたりしていました。(雑談も多かったですが・・・)
教科書の重要性に気づいてからは、教科書を中心に進めていました。その日どこまでやったかを付箋を貼ってわかるようにしておき、大体後半は一日経つと解けなくなっているので、次の日にその付箋の部分から復習するようにしていました。練習量は教科書だけでは絶対的に足りないので、ワークで補充していました。
わからないところがあった時に、僕は職員室が遠かったので、あまり先生に質問はしませんでした。その代わりと言ってはなんですが、僕の周りの人たちが優秀だったこともあり、クラスの友達に質問して解決していました。
勉強において、寝ることは最大のポイントです。覚えたいものの完成度を100%にするのも、半分くらいの完成度にして寝るのも結果はほとんど変わりません。それならば、勉強時間が少なくなるし、たくさん寝れるし、睡眠をとった方が良いという風に思いませんか。僕自身この現象に気づいてから、覚えるのが一気に早くなりました。これが一番押したいポイントです!
僕は塾に通わずに、すべて学校の教材と受験直前に市販の参考書を何冊かやっただけでした。ずっと記述が大切だと言われてきましたが、記述の練習をしていると、問題を見たときに記述の流れが頭の中で描けるようになります。そのレベルまで達した問題に関しては、もう一生解かなくても大丈夫なので、切り捨てていきました。そうやってどんどんワークの問題を減らしていきました。このトレーニングが数学と理科の勉強法においてはすごく大切だと思います。大切なのは細かい数字の計算ではなく、大きな道筋を覚えていくことだと思います。道筋はわかるのに、細かい計算で点数を落としてしまう人の場合は、計算練習を別で行うと良いと思います。
僕は勉強していて、これはできなくても問題ないと判断したものは捨てていました。重箱の隅をつつくような問題に時間をかけるより、絶対に落とせない基本に忠実な問題を解けるように時間を使った方が絶対に良いと思います。(※大切な問題を捨てるのはダメですよ!)そしてその分、自分の得意な分野の完成度を上げるように心がけていました。
数学・物理限定ですが、頭の中で復唱する事・寝ることが暗記にすごく良いということに気づいてから、定期テストの順位が一気に上がりました。具体的に言うと、110番くらいから20番くらいに上がりました。勉強時間はほとんど変わっていません。だから僕が言えることは、勉強の効率を上げることで、暗記力は上がるし、想像していないような順位を取れるようになるということです。
また僕は勉強中、大量のお菓子を用意していました。僕の家はお菓子に厳しく、勉強中以外は自由にお菓子を食べられませんでした。だから勉強中に少しだけ食べられる喜びが高校生になっても少し残っていて、勉強をするときは必ずといっていいほどお菓子を摂取していました。よかったのは、ぼくはお菓子を食べると勉強モードに切り替わる。ということだったと思います。だから、儀式的な何かがあると勉強モードに入りやすいかもしれません。例えば、教科ごとに音楽を決めて、その教科のテストの前にはその曲を聞く的なことなどです。
とにかく余計だと判断した時間はできるだけ省けるようにしていました。